無期雇用の派遣社員って何なの?という方に、今なお1つの派遣会社で12年目になる底辺おやじが実情を紹介します。
派遣の無期雇用って何かを説明します…

派遣社員の無期雇用とは、自分と派遣会社で契約の期間を設けず雇用される事を意味します。
無期雇用の反対は、有期雇用。派遣先のより雇用契約書(1~6か月)を結びます。
しかし、無期雇用だと派遣会社との繋がりは、定年まで続くというもの。派遣先で働いていない期間も原則として給料が支払われ、安定した収入も可能。
派遣で無期雇用になった時のやりとり…
現在の派遣会社に勤めて12年目。無期雇用になったのは、7年前になります。
入社5年目で、担当から「無期雇用に出来るけど…。どうする?」との申し出がありました。
初めて「無期雇用」という言葉を聞いた私は、「何がメリットなんですか?」と聞くと、「え~、よくは分からないけど、定年まで働けるみたいなかんじだね。」という会話。
長く務めて得た無期雇用。なので、少なくとも悪いことはないだろうと、無期雇用の契約にサインし、晴れて無期雇用の派遣社員になりました。

えっ!無期雇用がようわからんだと…

こんな派遣会社を選んだ貴方が悪い…
無期雇用6年目!有期雇用の方が良かったかも…

無期雇用の派遣社員となって6年目。通算では12年目になります。
無期雇用なら安定した収入とは聞いてませんでしたが、ネットなどで調べると安定した収入らしいです…。
しかし、実際は、有期雇用の時と全く同じです。他社を含めて全ての派遣が切られた昨年12月は、全て有給消化で何とか凌ぎました。
また、6年間の無期雇用になって1年半後には、営業の手違いによって、1ケ月仕事ができない状態。その時の給料は、手取りで1万円。
無期雇用の派遣社員について、営業と何度か話をしたことがありますが、無期雇用だと派遣先が決まるまでも給料が支払われるとネットでは書かれていたりしますが、一切そんなことはありません。
そもそも、無期雇用になってからも派遣先によって時給も違います。無期雇用でも「派遣先均等方式」を適用していると派遣先ごとに時給が違う有期雇用と同じらしいです。

12年目。無期雇用で6年…何も良かったことはないです!

1年で時給が10円上がる派遣の方がましね…
無期雇用のメリット
派遣社員で無期雇用のメリットは、「派遣先均等方式」を採用していない派遣会社に限られます。
つまり、無期雇用になると月給制になる派遣会社です。しかし、その場合は、派遣先を選ぶことが出来ず、派遣先は一般の会社でいう部署移動にあたり、辞令になるんです。
最大のメリットである定年まで就業可能というのは、一般企業とは少し違います。あくまでも健康だとうのが条件です。
実際は、派遣会社による違いも多いです。無期雇用になれば月給制になる、病気をしても休業手当が支払われるなどの派遣会社でなければ無期雇用の派遣社員のメリットは、ありません。
結論、現在務めている派遣会社で無期雇用になったメリットは何一つありません。

無期雇用が派遣によって違うのはダメ!

法律もきちんと定めないと…
無期雇用のデメリット
無期雇用の派遣社員は、有期雇用よりデメリットもあります。
なかでも最大のデメリットは、派遣先で派遣切りになった場合です。
有期雇用なら派遣先との契約しかないので、会社都合で失業手当が即もらえます。しかし、無期雇用だと派遣会社との契約は定年までなので、退職にはなりません。
寮生活でなく、自宅から通う人なら有期雇用の方が良いと思います。

今の派遣会社だとデメリットだけ…

12年も務めたのに何一つ良いことないわね…
まとめ
最初、無期雇用になった時は、何だか分からないけどメリットしかないと思い込んでました。
でも、無期雇用6年目でも有期雇用時代と何一つメリットがありません。
現在の派遣会社は、12年間どこの派遣先でも最も低い時給です。完全に法律の最低限度しか守らない派遣会社です。
派遣会社を選ぶ時は、無期雇用についてきちんと説明されている派遣会社を必ず選ぶようにしてください。後で必ず後悔しますよ。
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