今の派遣に登録したのは40歳の頃。まだまだ先はあると絶望感も今よりはなかった。しかし、気づけば12年目となり、派遣先もなくなってきました。無期雇用だけど…。そんな50代派遣社員の現実を晒します。
50代の派遣社員は、派遣先が見つられなくなる現実!

私は現在、無期雇用の派遣社員です。1つの派遣社員で12年目。
40代の頃は、ほとんどの派遣先を選べた状態でした。
しかし、51歳で昨年の工場で派遣切り(全員)にあうと、次の派遣先がほぼ無いに等しい位になっていました。
それは、ずばり年齢!
49歳でも40代。ですが、当たり前だけど50歳でも50代です。
つまり、50代になると格段に工場で働けない条件になっています。
50代になって派遣切りに遭遇…
49歳で入った派遣先が昨年12月、一斉に派遣切りを敢行。
昔ながらの町工場が大きくなった中小企業で従業員もたったの75人程度。入る際は、うちは、派遣切りは絶対にないから長く働いてくださいと総務から言われたのに…。
実は、この会社は、タッチパネルとヘッドアップディスプレイの部品(ガラス)を扱う会社。
事業が上手くいってなく、埼玉県の大手会社に譲渡契約。
さらに、追いうちをかけるようにタッチパネル事業が完全に他社に奪われ、半数以上の社員が行き場をなくしました。
仕事ができない社員は半数以上。たぶんですが、障害者の社員採用が異常。どれだけ忙しくても社員の大半は定時で、残業は派遣社員という社員を大事にする珍しい会社でした。
私は、社員が1つの機械しか扱えないのに4つの機械を扱っていました。自慢ではないけど、社員から1番仕事ができる人って言われてました。
朝、駐車場に行くと派遣の営業マンから「来月で終わり!事業減産だから仕方ないね」と。
早速、社員たちに告げると「うそ!?」「本当にショックなんだけど…」「もったいないよ!」などなどのお言葉を頂き、最後は派遣なのに3人から餞別を頂きました。
どれだけ、仕事も順調で派遣先の社員と上手く付き合っていても、事業の業績次第で派遣切りは起こります。

派遣切りないって言ってたしココ最後にするつもりだった…

社員もリストラされる可能性も大だわね…
51歳で次の派遣先がない状態に…

51歳の中年おやじが派遣先で派遣切り(派遣会社は無期雇用なので在籍)。
でも、前に進むしかないので、営業に次の派遣先を紹介してもらいます。
でも、ここで驚きの会話になります。50代になったので、派遣先がかなり少ないとのこと。
「○○さん、50代になってるので、派遣先がだいぶ絞られます」
「まー、そうじゃないかなとは思ってましたけど…」
「で、この工場行きますか…」
「タバコ、吸えますか…」
「たぶん、大丈夫だったはずですよ」
「お願いします!!」
で、工場見学し即決で採用。
タバコが吸えない事を勤務当日に知り断る
勤務当日、少し早めに起きた私は、どこが喫煙場かなとネット検索していると、「あれ!?敷地内全面禁煙…」。
早速ラインし、確認を取ってもらうと全面禁煙に最近なったとのこと。
働ける職場がその後ないとしても、へービースモーカーなので、断ります。
もう仕事ないよ!無期雇用の意味なし…
さて、次は…。
「あのーもう仕事先ないですよ…」
「えっ?無期雇用だけど…」
「いやー、派遣先が受け入れてくれないと無期雇用でも意味ないです…」
つまり、派遣会社の無期雇用なんて、全く意味を成さない現実です。
法律を決めた政治家たち!理屈だけで法律を決めたって現実は意味ないんだよ!!と言ってやりたい。
有給が20日あったので、辞めるかも考えますと告げ、ようやく決まったのが埼玉県。もう1つ山形県もあったけど、原付しかないので無理です。
群馬県をメインとする派遣会社で、埼玉…。さすがに詰んだ感も凄い。
埼玉の製袋工場が過去最悪の劣悪環境で辞め
埼玉県西部にある三芳町の製袋工場へ。この会社は、男性の派遣社員はゼロです。完全な昭和の町工場でワンマン社長の小さな工場。
女性優先をモットーに、男性は女性がまるで女王アリの様に間違ってることでも従う劣悪な環境でした。
私だけ男性の派遣社員でしたが、特に日本女性のストレス発散の標的にあい、胃潰瘍、膵炎など様々な病気を併発(胃カメラ、CT検査などで2か月通院)。
群馬県富岡市にいたときに熊谷市から来ていたエロ本の匂いがする女も性格が激悪だったので、まさかとは思いましたが、埼玉県の女性は口が悪く、性格も悪い人が多いです(もちろん、全員ではないけど割合が高いです)。
さらに、部署移動で100Kgもある重量物を昔ながらの人力でやる仕事で、腰痛に…。寝起きで起きられない程の痛みです。
51歳で初の100k超えの重量!?無理に決まってんだろ!!
職場内で移動させてあげると数人が工場長直談判してくれたりしましたが、元銀行マンの専務が拒否し、終了です。
内科の病院代もかさみお金もなく、完全な窮地です…。
電話すると…。
「あと1週間待てる…」
「はい、大丈夫です」
「強引に進めるから落ちかもだけど…」
「もう本当に後がないよ…」
もう、50代ともなると派遣先が少ないんです。それも40代と比べて9割減くらいに感じます。
だから、営業マンを言ってたんですが、50歳までに派遣ではなく、自分で部屋を借りて自分で仕事を見つけないと大変なことになると言われました。
これが、現実です。無期雇用でも意味がないんです!
埼玉県の派遣先で最後だと覚悟しながら、完全な昭和気質の町工場で内科と外科に通うまで痛めされ、うつ病どころか死にたい程になってしまいました。
そして、51歳派遣社員!最後になるであろう派遣先へ…
元から金もないのに、病院代も重なり、携帯がようやく支払え、借金の支払いもギリギリです。
工場見学や引っ越しで、今週は週払いもなく、所持金は3000円。AUPAYのチャージ2万円で何とか2週間過ごさないといけません。
さらに、4月の携帯料金は払えない事が確定で、借金も払えない(どうしようか…)。携帯は、4月15日で止まる可能性大で、今月中に免許の更新も控えています。
仕事運もなく、金運も最低、健康運も最低。厄年かと調べたら、厄年ではないらしい。では、悪霊が取り憑いでいる可能性もかなり大きいと思える程についてない。
明日から行く派遣先の時給は、1450円。うちの派遣先では高時給の派遣先だ。
残業も2時間は堅く、休日出勤もあるらしい。油を扱うので男性の職場。煙草も外の小さなプレハブでしかない。
そこまで良い感じではないけど、ここが最後の墓場。最低でも半年は辞められないし、さらに貯金することは絶対です。
50代の派遣社員。本当に、崖っぷちだという事実を40代以下の派遣社員たちには知ってもらいたい。

明日から出勤するこの現場で最後だな!

無期雇用の意味のなさを政治家に知ってもらいたいわね…
まとめ
派遣会社で無期雇用の派遣社員であっても、50歳を過ぎると派遣先が見つかりにくくなるのが現状です。
そして、無期雇用でも派遣先が見つからない場合は、自主的に退職を促される事になるんです。定年(たぶん62歳)まで、いろんな工場で働けるのは、全国に星の数ほどある大手派遣会社だけでしょう。
なので、小さな派遣会社でも、法律で無期雇用にはなるのですが、現実は無意味だということ。50代になる前(できれば45歳をめど)に、派遣で働くには50歳が限界の目安として認知された方が良いです。
私は、明日から行く派遣先を最後に辞めます。そして、部屋を借りるお金と生活費を準備していきます(普通の会社は前借りなどないので…)。
次の仕事は、新聞配達か郵便配達しかないかな…。って思ってます。
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