こんにちは。底辺おやじです。
派遣社員は、底辺の職業で間違いないです。しかし、派遣社員で働きたい、もしくは派遣社員でなければいけない状況もあると思います。無数の様にある派遣会社を選ぶポイントを解説します。
派遣会社を選ぶポイントを解説

全国各地にある派遣会社。有名な派遣会社から聞いた事もない派遣会社まで数え切れないほどの派遣会社が存在しています。
同じ派遣先でも派遣会社によって、時給も違えば、待遇も違ったり…。最終的に同じ仕事をしても手元に残るお金は全く違ってきます。
派遣会社を選ぶポイント
例えば同じ派遣先を紹介している派遣会社の例です。
埼玉県さいたま市の「○○製紙工場」が派遣先で、この派遣先を紹介している複数の派遣会社があるとします。
実際の経験から派遣会社を選ぶポイントを解説します。
- 寮費(無料or有料か)
- 時給(高いor低い)
- 退職金(前払いor後払い)
- 全国各地にあるか
派遣会社を選ぶポイント(寮費)
派遣会社を選ぶポイントは、まずは寮費から見るのがベストです。つまり無料かどうかという点です。寮費は、普通なら4~6万円の範囲です。
仮に5万円だとして、この金額を稼ぐのに時給1200円だとして、41.66時間必要になるわけです。
8時間労働だと、5日と2時間も必要です。寮費無料と比べて1週間はただ働き同然になります。
他の派遣会社が寮費無料だった体験談
実際に、新潟県上越市の派遣先「OKIサーキットテクノロジー(株) 上越事業所・上越工場」では、日研トータルソーシング(かつての日研総業)の派遣社員が、寮費無料でした。
時給は1250円で、私は1300円です。8時間で10000円と10400円なので、定時で400円ほど私が多い計算。月20日稼働で8000円です。
しかし、寮費が同じ月50000円だとすれば、私の方が逆に42000円マイナスの手取り(残業なしの場合)になる計算になります。
では42000円を残業で捲るには、
1250×1.25=1562
1300×1.25=1625
差額が1時間で62円。残業が月677時間でチャラになり、追いつきます。ありえない数字です。
派遣会社を選ぶポイント(時給)
同じ派遣先の求人を提供している派遣会社も多いですよね。なぜか時給は必ずと言ってよい程に違います。概ね50~150円なら許容範囲ですが、過去には時給が250円も違った経験もあるんです。
時給が高ければ、何か惹かれるのかな…なんてことを考える派遣初心者も多いと思います。しかし、そんなことはありません。時給が高いほど間違いなく良いです。
しかし、稀に例外もあります。それは、寮を必要とした場合。普通は、敷金や礼金は会社負担ですが、その分を分割で割増にしている会社もあります(通勤なら問題なし)。
他の派遣会社と時給が250円も違った体験談
これは、本当に驚き以外ない実話です。
派遣先は、群馬県太田市にある「キッツエスシーティー新田SC工場」でした。
私の時給は1150円。今時にしては、かなり安いとは思いましたが副業の金もあり、まあ仕方ないと働いてました。
しかし、あまりのハードワークで手の指がばね指になり、そして靱帯も損傷。1ケ月後に辞める事に。後から入った日研トータルソーシング(かつての日研総業)の派遣社員との会話から時給の違いを思い知ります。
「辞めるんですか…」(日研トータルソーシングの人)
「8時間もグラインダー使ってばね指に靱帯もヤバいから…」(私)
「時給もさー、1150円ってやばくないか…」(私)
「えー1150円なんですか…」(日研トータルソーシングの人)
「はぁ?君は時給いくつなの」(私)
「いやー言えないです。」(日研トータルソーシングの人)
「1300円とか…」(私)
「いやー、もう少し上です…」(日研トータルソーシングの人)
「ええ!1350円なの…」(私)
「もう、言えません…」(日研トータルソーシングの人)
時給で辞めた訳でなく、辞めると告げた1ケ月前の出来事です。
同じ派遣で時給が250円も違うのは正直、ありえないし聞いた事もありません。

出典-https://www.barks.jp/news/?id=1000165856
「キッツエスシーティー新田SC工場」の就業に行われた説明会で、ブルゾンちえみにそっくりの担当者が仕切り無しに何度も言ったセリフが気にはなっていたんです。
「皆さんに忠告しますが、派遣社員同士で時給の話などは絶対にしないでください。」
まー、言われなくても本人同士のどちらかが低いと嫌な気持ちになるので、普通は言われなくてもしないのです。
会社説明会で、これほど大きな声で何度も時給の話は厳禁ですと言われたのは、派遣歴10年以上の私でも初めてだったので、非常に違和感を覚えました。
派遣会社を選ぶポイント(退職金)
2020年4月1日から、改正労働者派遣法に基づき、派遣社員も退職金を貰える様になりました。
しかし、派遣社員の退職金は、退職金相当の金額を上乗せ(時給の約6%)して支払う退職金の前借り制度(就業期間は関係ない)もあるです。
私の場合は、普通に後払いです。AIでは、3年で50~80万と回答されていますが、実際に営業に聞いたら1ケ月の平均基本給で20万位と言われました。
4年なら1.2倍。5年なら1.4倍。自己都合ならマイナス0.4倍…。期待しないで、有給の方が得ですよ…。
私は、今の派遣で11年目。退職金は、2020年からなので5年になります。実際に本当に貰えるのか派遣会社なので、本当に不安です。
なので、派遣会社が前借りの退職金制度で時給を少し(50円程度)割り増しにしている方が分かりやすいし、安心です。
派遣会社を選ぶポイント(全国各地にあるか)
私が所属している派遣会社は、群馬県中心の小さな派遣会社「サンヴァーテックス」です。太陽誘電のグループ会社で子会社になります。
派遣先は、9割が群馬県の工場。そして、新潟太陽誘電がある新潟県上越市にも少しだけ派遣先があり、和歌山県の太陽誘電、東京青梅にある電子部品メーカーと限定されています。
何年たっても求人件数は、100件弱です。年齢を取れば行ける派遣先も少なくなり、ましてや喫煙可能な派遣先も少なくなり、もはや退職するしかない崖っぷちです。
でも、日研トータルソーシングやアウトソーシング、日総工産などの派遣大手では、日本全国各地に派遣先があり、当然ながら年齢も喫煙も可能な就業場所があるので、安心です。
まとめ
派遣会社を選ぶポイントは、寮費無料、時給、退職金の前払い、全国各地にあるかです。
この選択を間違えると10年で、1000万円ほど損をします(実際に体験)。
特に、日本では東北地方からしか求人を出さない。フィリピンなどの外国人ばかり採用する派遣会社は、かなり時給も安いです(私が所属するサンバァーテックス)。
結論ですが、派遣会社を選ぶ際は、とにかく無料とか高時給とかを単純に選べば問題ないです。
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