1ヶ月0円生活をした派遣社員が私です!地獄のリアル体験談…

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どれだけ貧乏でも1ヶ月を0円で生活した人っているんでしょうか?テレビ朝日『いきなり!黄金伝説』の人気コーナーだった「1ヶ月1万円節約生活」どころではない1ヶ月0円生活を実際に体験した実体験を紹介します!

1ヶ月0円生活したリアルな体験談です!

1ヶ月を0円で生活したのは、2015年夏で42歳の頃です。

現在の派遣会社(12年目)で働き始めた2年目の夏(8月)になります。

1ヶ月0円生活するに至った理由

1ヶ月0円生活しなければいかない程に困窮した生活状況に至ったのは、派遣会社1年目のベアリング工場で仕事中に腰を痛め、1か月半も働けない状態になった事が発端です。

収入もなしで病院代もかさみ給料が赤字に…。

当時、傷病手当金という存在も知らず(派遣会社も教えてくれず)、収入がゼロどころか寮費や社会保険などで10万円の赤字状態に…

やっと働ける状態になるも、時給1050円。借金はなかったのですが、携帯電話の支払いが滞り、ついに強制解約。

AUから弁護士へ債権が移り、月10万円の返済(合計30万円)。なんで、こんな金額になったのか…。今思えば意味が分かりません。

もう死ぬか、0円で生活して挽回するかの2択という気持ちでした。

選んだのは0円生活。有り得ないですよね…。さて、どの様にして1ヶ月を0円で生活してきたのか…をお伝えしていきます(絶対に真似はしないように…)。

1ヶ月0円生活できたリアルな体験を紹介します

1ヶ月0円生活をしようと思っても現実に行動出来ないのが普通です。

実際に、私がお金を一切使わず生活出来たのは、以下の通りです。

  1. 農家さんに直談判して野菜を貰う
  2. 食事(夜のみ)は、農家に貰った茄子とトウモロコシだけ
  3. タバコは、工場の外にあった灰皿からシケモクを貰う
  4. 飲み物は水だけ

これだけです(笑)。つまり、食べ物だけあれば0円でも生活可能なんです。

でも0円で食べ物をゲットするのが1番難易度が高いです。そこは、営業と似ています(営業経験者です)。

恥だと思うなら営業も出来ませんよ…

農家さんに直談判!売り物にならない野菜を無料で…

何だかんだ、食べないと生きていけません!会社の社員食堂が後払いなら昼ごはんだけで凌げるかもしれませんが、当時の社員食堂は現金でチケットを買う(自販機)システム。当然、昼飯も食べられません。

考えたのが、農家さんの畑で穫れた野菜を後払いでもらうという方法でした。

結果的には、農家さんの畑で穫れた野菜(売り物にならない廃棄野菜)を無料で貰えたんです!

近くにある畑農家さんに、直接直談判しました。

「すみません。この野菜を後払いで貰えませんか…」
「はあ!?何言ってるの…」
「恥ずかしい話ですけど、お金がなくて食べていけないんです…」
「売り物にならない野菜は捨てるから、それで良かったらあげるよ…」
「本当ですか?」
「このカゴに毎日入れて置くから好きな時に持っていって良いよ…」
「本当にありがとうございます!!」

こうして、毎日、茄子とトウモロコシを貰い食べ繋いでいました。

この農家さんには、給料日に「今治タオル」「入浴剤」「青汁」を買ってお礼しました。

そして…。

「いつでも困ったら、また訪ねておいで…」
「本当にありがとうございました」
「廃棄する野菜だから気にしないで…」

こんな経験した人って日本中探しても居ないかもしれません。

もう、恥も外聞もなかったから…

茄子とトウモロコシだけでも生きていけるんだ…

タバコはシケモクで凌ぐ

超ヘビースモーカーだった私は、タバコの吸い殻であるシケモク(ゴミ)で1ケ月を凌ぎました

不通にタバコを買えるお金もありません。そこで、考えたのが「シケモク」です。シケモクとは、吸い終わったタバコの吸い殻です。言わば、ゴミになります。

シケモクをどうやって集めたら良いか…。近所を探し回ったら、近くの運送会社(工場)に数多くの灰皿が…。日曜日に行ってみると、シケモクが沢山あり、それをバックに全て回収。

さらに、職場の灰皿を人がいない時に、まだ吸えそうなシケモクを拾いポケットに忍ばせます。

完全に、ゴミの回収業者です。

ほぼ吸い終わってるので、3~5回ほど吸引すれば終わり。これで1ヶ月のタバコ代を凌ぎました。

週払い可能だったのに申請せず

派遣会社の週払い制度も利用しませんでした

派遣会社なので、1週間働けば週払い(1日3000円で15000円)も可能でした。

携帯も強制解約された状態。でも、公衆電話などで担当者に連絡すれば、週払い(15000円)が可能だったにもかかわらず、申請しませんでした。

どれだけ厳しくても週払いは絶対にしますよね。

言葉では上手く伝えられないのですが、一言で言うと「もう、めんどくさい!!」です。

普通の会社員なら週払いなんてないので、普通に戻るにも派遣会社の週払いなんて利用してはいけない!なんて、変な思考もありました…。

実際の苦しさは…

1ヶ月0円で生活した実際の苦しさは、あまりの厳しさゆえ苦にならなくなるほどの瞑想状態に…

初めは、死にたくなる程の苦しみでしたが、性欲も物欲も一切なくなり、「今日も何とか生きられた!!」という幸せだけで、ぐっすり眠れる毎日でした。

食事は、農家さんに頂いた「茄子とトウモロコシ」のみ。帰宅後に適当に調理し味噌や醤油で味付けしただけの質素な料理です。飲み物は、家の水道水だけ。

仕事は、残業が強制的で12時間勤務。当然、朝も昼も食べていませんが、次第に何とも思わなくなるほど食欲もなくなり、苦しみより何だか「俺!凄い奴なんじゃないか…」なんて、優越感も出てきちゃいました。

タバコは、シケモク。仕事中は、喫煙所に人がいないタイミングでシケモクを吸います(タバコの箱に、シケモクを入れてある)。

苦しさから、「今日も生きている」という感覚から思考が満足になり、全ての欲が無くなる状態になります。

もはや、出家した坊さん…

お坊さんでもご飯食べるでしょ…

まとめ

1ヶ月を0円で生活した人が本当にいるのか…と興味ある方もいるんでないでしょうか?

私が、実際に1ヶ月を0円で生活した0円生活経験者です。

正直、もう1度やれって言われても二度と出来ないです(笑)。無料で貰った茄子とトウモロコシだけで生活する人なんて日本人でいないでは…。

1ヶ月を0円で生活は経験してますけど、やっぱり食べないと生きていけません。私は、農家さんに貰った無料の「茄子とトウモロコシ」で生き延びました。

これから、1ヶ月0円生活をしてみたいと考えてる人は、米や野菜、何でも良いから食料の調達が最優先です。米だけ、ピーマンだけ、カップラーメンだけ、ジャガイモだけ…。

何でも良いので無料で調達できる食料さえあれば、1ヶ月0円生活は可能です。

これ、ホームレスの食生活より酷い…。そう、思われた方!大正解です。でも、炊き出しなんかで美味しいもの食べたら1ヶ月0円生活なんて出来ませんよ。

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